貿易銀 明治9年 (明瞭ウロコ)

ご覧いただきありがとうございます。この商品は 明治9(1876) 年貿易銀です。■サイズ (実測値) 量 目 : 約27.22g/420GRAINS 直 径 : 約38.76mm 厚 み : 約2.61mm 実測値は多少の誤差を含みます。※状態は画像にて確認してください 。エッジにあたりがあり、最後の 画像にアップしてあります。※撮影 機器 照明等により実際の発色 と差異が生じる場合があります。 画像では黄味が強く発色されている と思いますが、実物は銀色です。※商品は鑑定にだしたものではあり ません。すり替え防止のため、お 戻しはできかねますので予めご了 承ください。⚫「貿易銀」貿易銀は近代東アジアのなかで、日本が貿易市場で世界をリードすべく、明治8年（1875年）に発行されたものの、僅か3年で停止した悲しい歴史をもちます。この銀貨は、明治4（1871）年の新貨条例によって発行された国際通貨の貿易決済専用1円銀貨です。銀の含有量は、量目を旧来の416GRAINS(1円銀貨)から420GRAINS(約27.22g)にアップすることで増やしています (品位 : 銀900 銅100)。420GRAINSにしたのは、当時東洋市場で勢いのあったアメリカの貿易銀に合わせたためです。(品位 : 銀900 銅100)注) GRAIN(グレーン)は、米・英の重さの単位で、大麦1粒の重さが元になっています。日本ならさしずめコメですね。個人的には、そんな無謀で悲しい歴史を貨面にただよわせる貿易銀ですが、嫌いではありません。発行枚数は、廃貨の歴史ゆえ約300万枚しかなく残存率も15%程度といわれています。しかし、コレクターの人気は日本近代貨幣のなかで常にトップです。贋作率もおそらくトップですが。オークション市場などでは、近年の中国マネーの流入などにより、異常な高値相場が続いています。円龍の魅力でしょうか。コイン商などのネット販売やオークションの業態では、20万代からの高額売買が常態です。鑑定なしとはいえ、値付けにとても困る銀貨です。